以下、リマインダーメール
皆さまへ
ようやく秋らしくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
以下、転送大大大歓迎のお知らせです。
以前一度お知らせしましたが、ひとり芝居「天の魚」が昨年に続き、船堀(@東京江戸川区)で公演されます。
ご存知の方も多いかと思いますが、ひとり芝居「天の魚」は、故砂田明さんが石牟礼道子さんの『苦海浄土』を原作とし、脚色されたお芝居です。砂田さんは、1993年にお亡くなりになるまで556回に及びこれを演じられました。
砂田さんが亡くなられてから久しくこのお芝居の演じ手はいなかったのですが、二年前の「水俣・和光大学展」に際して、お弟子さんの川島宏知さんとかつて砂田さんと縁のあった方々が復活されました。
また、今回は船堀での再演になりますが、全四回の公演に合わせて、最首悟さんが「石牟礼道子の世界」と題する講演を四回行われます。こちらはチケットの半券をお持ちでしたら四回とも参加することが可能です。
詳細は以下の通りとなっておりますので、是非ご観覧ください。
なお、ひとり芝居「天の魚」の脚本および川島さんへのインタビューは、作品社から最首悟さん編集で昨年刊行されました『ひろがる「水俣」の思い 水俣五〇年』に収められております。
作品社ホームページ http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/shakai/tanpin/21653.htm
amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/水俣五〇年――ひろがる「水俣」の思い-丹波博紀/dp/4861821657
丹波博紀
========「天の魚」東京船堀公演===========
「天の魚」船堀公演2008
2008年11月1日(土)夜・2日(日)昼/夜・3日(祝)昼
タワーホール船堀・小ホール
都営地下鉄新宿線「船堀」北口前
江戸川区船堀4-1-1
前売り2500円/当日2800円/全席自由
各回上演前に特別講演・「石牟礼道子の世界」/最首悟さん
■第1回/自分を焚く「表現することのただならなさ」
石牟礼道子には、「ことばを焚いてきた。ことばが立ち昇らなくなると、自分を焚いた」という尋常ではない表現がある。何のために焚くのだろうか。焚かねばならないのだろうか。火による浄化を手がかりに考えてみる。
■第2回/天の病む「海中世界という他界」
石牟礼道子には、天と天底という垂直世界がある。しかし「天のくれらす魚」は水平の海中世界にいる。いのちは海中世界に生まれ海中世界に還って行く。天命は硬質であり、病むこととは無縁であるかのようである。
■第3回/気配たち「柔らかい透明な大気」
石牟礼道子には、死者たちがいつもそこに居る、あるいは還ってきて、気配として充ち溢れている世界がある。それは呼気吸気として体内に出入りすれば、わたしなる者もこの世とその世を出入りする魂であるかのようである。
■第4回/遊び「造化生成にあずかるよろこび」
石牟礼道子には、浜遊び、山遊びはかかせない。海が山が豊饒に「産み」出すとき、人はその根源の場において、自発する遊びに誘われる。無心に遊ぶ人のすがたにいのちのざわめき、にぎわいが映し出される。
開場・開演時間は以下のとおりです。
11/1(土)・17:30開場/18:00より講演/19:00「天の魚」開演
11/2(日)昼の部・13:30開場/14:00より講演/15:00「天の魚」開演
11/2(日)夜の部・17:30開場/18:00より講演/19:00「天の魚」開演
11/3(月・祝)・13:30開場/14:00より講演/15:00「天の魚」開演
講演は約45分、「天の魚」上演時間は約1時間15分です。
チラシはこちら
表 ・ 裏