最首塾のおしらせ

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宮本成美さん講演会「水俣病は終わっていない――公式確認から55年 チッソの免責が許されるのか――」

 
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宮本成美さん講演会
水俣病は終わっていない――公式確認から55年 チッソの免責が許されるのか――」
アジア記者クラブ
 
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■「水俣病は終わっていない」 公式確認から55年 チッソの免責が許されるのか
 
■2011年6月17日(金)18:45~20:45
 
 
■先着100人
 
■参加費:会員・後援団体・学生1000円、ビジター1500円、年金生活者・生活が大変な方(自己申告)1000円
 
■主催 アジア記者クラブ明治大学軍縮平和研究所
 
■ゲスト 宮本成美さん(カメラマン)
 
 水俣病の公式確認から55年。戦後最大の公害事件となった水俣病の患者に賠償をおこなってきた水俣病の原因企業・チッソ株式会社の事実上の救済措置が静かに進行している。水俣病の認定患者・新潟とあわせて約3千人、未認定患者に対する救済措置への申請者3万人以上を出した企業の責任を歴史の彼方に追いやり、チッソの分社化によって免罪しようしているからだ。これまで水俣病患者にはチッソと政府からは医療費などが救済措置の名目で続けられ、未認定患者は救済の蚊帳の外であった。それでも賠償さえなければチッソは“超優良企業”であるという賠償足かせ論がここまで幅を利かせてきた。折しも福島原発事故による被害補償が争点となり、原因企業である東京電力の企業責任が原子力損害賠償法の条文に合致するように政府主導で公的資金による東京電力の救済が優先されているように、社会正義や倫理上の観点からも許しがたい事態が繰り返されようとしている。
 6月定例会は、1970年5月から1996年8月までの26年間にわたって水俣病患者との関わりのなかで、水俣病の患者、患者支援者、水俣の自然を撮り続けてきたカメラマンの宮本成美さん(64)をゲストにお招きします。この度上梓された『水俣写真集 まだ名付けられていないものへ または、すでに忘れられた名前のために』に収録されている写真を映写しながら、水俣の自然の豊かさに驚く一方で、患者への差別が放置され、患者ではなく責任企業の救済が絶えず頭をもたげてきた水俣病の歴史を検証したいと思います。そして、水俣病が終わっていないという事実を確認できればと考えています。

■連絡 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
※Tel&Fax:03-6423-2452
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