最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

環境と生活破壊に抗するカナダ先住民族の現在

みなさん
 
残暑厳しいですが、いかがおすごしでしょうか?
 
明日、都内で熊本学園大学水俣学研究センター主催のイベントが開催されます。そちらのご案内です。
 
ご存知の方も多いかと思いますが、明後日17日(土)は水俣フォーラム主催の「カナダ水俣病講演会」も開催されます。こちらでは原田正純さんの講演と、映画上映もあります。映画は大類義監督の「カナダ先住民と水俣病」です。この映画の上映会を最首塾では本年2月におこないました。
水俣フォーラム: http://www.minamata-f.com/
 
丹波博紀
 
 
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環境と生活破壊に抗するカナダ先住民族の現在
~訪日代表団を迎えて~
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主催:熊本学園大学水俣学研究センター
共催:市民外交センター・反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)

このたび、カナダから先住民族を招聘することが出来ました。
来日するオンタリオ州北西部のグラッシー・ナロウズとホワイト・ドッグの両居
留地の先住民族は、1960年代初め、水力ダム建設のための河川改修と環境破壊、
それによる強制移住同化政策としての寄宿学校への強制入学などを経験し、さ
らに70年から、上流のパルプ工場の工業廃水を原因とする有機水銀中毒、水俣病
の被害が起き、数百名の患者が出るとともに生業も奪われていきました。
加えて、祖先から受け継いできた森林の伐採がすすみ、大地の暮らしそして狩猟
や採集などの生業の基盤が改めて奪われつつあり、先住民族の権利としての環境
の保護と伝統的な生活を護るために10年以上にわたる闘いを続けています。
カナダでの、差別と保護そして懐柔の歴史の中で、先住民族の暮らしと権利を求
める現地からの報告を聞き、意見を交換する機会を設けました。
日本ではほとんど知られることのないカナダ先住民族の声を聞いてください。

日時:2011年9月16日(金)
   午後6時30分~8時30分
場所:東京麻布台セミナーハウス 4F中研修室(東京都港区麻布台1-11-5)
   地下鉄日比谷線神谷町駅」1番出口より徒歩3分
   地図→ 
http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html
参加資料代:500円

内容
紹介:カナダ先住民族問題と現在の課題 花田昌宣(熊本学園大学教授/水俣
研究センター長)
現地からの報告(英語、逐次通訳付き)
(1)チーフ サイモン・フォビスター 1955年生、グラッシーナロウズ在住
先住民族として、また先住民族のチーフとして生きてきた人生と現在の課題
(2)ジュディ・ダ・シルバさん 1962年生、グラッシーナロウズ在住
女性として先住民族の権利運動を進め、とくに森林開発に反対し開発現場で、実
力闘争をしてきた経験を語る。
(3)ソア・アトキンヘッドさん 1967年生、ウィニペグ在住
居留地先住民族の支援運動をしてきたが、その思想と運動について語る。

なお、ホワイト・ドッグからシルビア・ヘンリーさんおよび先住民族のドキュメ
ンタリー映画を作成した大類義監督(カナダ在住)も討論に参加します。
●連絡先
熊本学園大学水俣学研究センター
Tel&Fax:096-364-8913
hanada(at)kumagaku.ac.jp
市民外交センター 担当:木村真希子
kimuramakiko(at)hotmail.com
反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)
Tel:03-6280-3101
imadrjc[AT]imadr.org