最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

立正大学「ケアロジーを創る」連続講演会のお知らせ①

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立正大学「ケアロジーを創る」連続講演会
東日本大震災「悲惨・悲嘆」の只中に「ケアの思想」の錨を!>
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「わたしたち人間は生き物であり自然の一部である」という思想に立ち返らねばならない。まさに日本の近代文明のあり方が問い糾され、思想が、哲学が、根底から問われている。思想のパラダイム転換が突きつけられている。なによりも二万を超す死者たちのひとつひとつの死に対する深い弔慰と、被災者ひとりひとりが喪失の哀しみに向き合う時間と支援とが保障されねばならない。大震災後の私たちの社会が、どこに向かって復興すべきなのか。それは、時代の精神の変容をも導く深さで、「これから」の私たちのありようを模索することに、ひとえにかかってくるのではないか。哲学・倫理学・宗教・医療の場面から大震災を思想的に深く問い返すことを課題としたい。
 
第1回 10月 8日 ●金井 淑子   (立正大学文学部哲学科教授 倫理学
大崎校舎 9B23 「破壊と喪失の、この痛みの感覚から、いのちとケアの思想の育みに」
 
第2回 10月15日 ●村上 喜良   (立正大学文学部哲学科教授 哲学)
大崎校舎 9B23 「キリスト教生命倫理学から震災を考える」
 
第3回 10月22日 ●川本 隆史   (東京大学大学院教育学研究科教授 社会倫理学
大崎校舎 9B23 「《全体的かつ個別的に》 震災後の正義とケアをめぐって」
 
第4回 11月26日 ●竹内 整一   (鎌倉女子大学教授・東京大学名誉教授 倫理学
大崎校舎 1152 「復興への思想的源を求めて 災害と日本人の精神史的DNA」 
 
第5回 12月 3日 ●色平 哲郎   (JA長野厚生連佐久総合病院医師 地域医療部長)
大崎校舎 1152 「ぶつかり体験と〈仏教的ケア〉  金持ちより心持ち」
 
第6回 12月10日 ●清水 海隆   (立正大学社会福祉学部教授 仏教福祉哲学)
大崎校舎 1152 「仏教経典は災害・被災者をどのように捉えるか」