最首塾のおしらせ

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立正大学「ケアロジーを創る」連続講演会 第四回:復興への思想的源を求めて――災害と日本人の精神史的伝統

立正大学「ケアロジーを創る」連続講演会
東日本大震災「悲惨・悲嘆」の只中に、「ケアの思想」の錨を!(全6回)
 
(第4回) 竹内整一氏 講演会  講師紹介  鎌倉女子大学教授 東京大学名誉教授 倫理学 日本思想研究
 
日時 11月26日(土) pm1:00-3:00
 
場所 立正大学・大崎校舎 11号館 502番教室 山手通り入り口左手のエスカレーターで5階にあがってください。 
 
      交通アクセスは、大崎駅・五反田駅から7-8分です。    
 
□■講演テーマ■□
 
復興への思想的源を求めて――災害と日本人の精神史的伝統
 
クライシスcrisisとは、危機であると同時に、分岐・転機の含意がある。東日本大震災から半年あまり、今あらためて、われわれは、大きなクライシスに立ち会っているように思う。われわれは、この危機をどう「よき」転機へと転ずることができるのか――。ここでは、この問いを、「地震や風水の災禍の頻繁でしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑にしみ渡っている」といった寺田寅彦の「遺伝的記憶」を思い起こしながら考えてみたい。「無常」とは、「はかる(計る・量る・衡る・料る・諮る・捗る・策る・謀る…)」ことだけではない、「はか‐ない」がゆえに大切なものを感得することができるという、人間と世界に対する大事な感受性なのである。 (講演予告から)
 
実施 
科学研究費補助金事業&立正大学学園振興
 
プロジェクト事業運営 
「ケアの思想を編む」若手研究者の会(文学部哲学科金井淑子研究室)問い合せ先 ky@ris.ac.jp