最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

6・16反安保・沖縄連帯シンポジウムへ―大湾宗則さん(京都・沖縄県人会会長)を囲んで―

みなさん
 
夜分失礼いたします。
今週末は最首塾6月定例会です。変則的ですので、どうかお間違いよう、お願いいたします。
 
さて、反安保のイベントのご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
日本における核の平和利用(原子力発電)は、安保・沖縄と背中合わせ、というよりも同一線上の出来事だった。最近そうしたことを少しずつ学び始め、(生の資料を突き付けられて)愕然というか、本当に認識を新たにし始めております。貴重なイベントだと思いますので、お時間ございます方、是非ともご参集ください!!
 
丹波博紀
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6・16反安保・沖縄連帯シンポジウムへ―大湾宗則さん(京都・沖縄県人会会長)を囲んで―
                          2012.06.04.シンポ実行委員会 
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激動する内外情勢の中で日々刻々、日本の政治社会のあり方が、私たち一人一人の島社会住民の暮らしの中にまで及んで大きな転換に向かって具体的に問い直されています。新自由主義グローバリズムを旗印としてきた今日の資本主義社会は、世界的な規模で破綻をきたし、これがもたらした貧困と格差に苦しむ仲間=この社会の99%の人々による様々の試みが続いています。とりわけ、脱原発社会に向かって、大飯原発再稼働を阻止する闘いは、緊迫した状況にあります。他方で同時に、米国の覇権の衰退と中国の台頭による、東アジアと世界的な規模での政治・軍事的な秩序の再編成の動きも顕著なものがあります。毎年、4月から6月は、安保、沖縄を思い起こす日々が続きます。とりわけ本年(2012年)は、沖縄「復帰」40周年、サンフランシスコ条約、そして(旧)日米安保条約締結60周年にあたりますから、これを振り返る取組が行われていますが、現在の「日米同盟」再編成の大きな動きは戦後史の回顧に止まらない、歴史的な選択を私たちに突きつけているようです。
 
とはいえ、その矛盾の集中点としての沖縄社会と、日本社会とでは、その今日的な切迫感において見過ごせない歴然とした違いがあります。4月、北朝鮮の「ロケット」発射にかかわる、沖縄・宮古八重山地域へのPAC3配備・自衛隊派遣に対する、与那国島での自衛隊基地建設・先島での自衛隊常駐体制への地ならしとみる沖縄社会の批判は明瞭で的確なものがありましたがこれが日本社会で共有されているとは到底思えません。米軍の辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設反対の運動はいうまでもありませんが、米軍・普天間基地の固定化、欠陥機MV22・オスプレイ配備に対する、沖縄社会世論の強い危機感も表明されています。とりわけこの7月にも強行されようとしている普天間基地へのオスプレイ配備に対しては、6月17日の宜野湾市民大会をはじめとする具体的な反対行動の準備が進められています。だから、本年5月の「復帰40年記念式典」についても、これを祝賀する沖縄現地社会の雰囲気はみじんもありませんでした。安保体制=「日米同盟」の実害にさらされ、それゆえに敏感にうけとめその再編強化に反対する沖縄の人々の闘い、他方ではとりわけそれを意識的・無意識的に、差別的に沖縄に集中して実行する日本政府の頑なな態度、この事態についての日本社会の認識は致命的なまでに乏しいと思えます。微力とはいえど、「尖閣諸島買収」を広言する石原慎太郎知事の地元・東京からこの現実をくつがえすための反安保・沖縄連帯のシンポを呼び掛けるゆえんです。
 
幸いにも縁をもちまして、関西地方を中心に、沖縄県人会の連携を実現して沖縄現地の反戦反基地の闘いにつながる運動を広く深く進めている、大湾宗則さん(京都・沖縄県人会会長)のご講演のご承諾を得ることができました。よって、シンポを開催し、①現在沖縄の人々が直面している日米安保の再編強化の現実をつかむこと、②これに反対する日本社会からの具体的な運動方針とメッセージのあり方を探ること、③東京・関東圏から沖縄出身者との連帯を強め、ひいては沖縄社会の反戦反基地運動との団結を展望すること、④そのための歴史認識のベースを耕すこと、そのための活力ある運動を創発する貴重な機会としたいと思います。多数の仲間の参加を呼びかけます。
 
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■シンポジウム
・基調:大湾宗則さん
・発言:
安次富浩さん(ヘリ基地反対協・共同代表)、
富久亮輔さん(高江ヘリパッド建設阻止支援活動)、
檜鼻達美さん(基地撤去神奈川県央共闘副代表)、など
・討論・意見交換
 
■日時:2012年6月16日(土)13:00~17:00
 
■会場:専修大学神田校舎1号館202教室
参加費:500円
 
■主催:実行委員会
連絡先:情況出版(℡03-5213-3238)