最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

最首塾5月定例会:西田哲学と滝沢神学――滝沢克己と全共闘(内藤酬さんをお招きして)

みなさん

最首塾世話人丹波です。
連休真っ最中で気温が少々高いですが、いかがお過ごしでしょうか。
今月の最首塾について、お知らせが遅れてしまい、すみません。

今月は5月24日(日)におこないます。
場所は毎度の「穏田区民会館」です。
最近日曜日の開催が多くてすみません。

先月の最首塾でお知らせしましたとおり、今月は内藤酬さん(河合塾小論文科講師)をお招きし、
「西田哲学と滝沢神学――滝沢克己全共闘――」
をテーマにお話しいただきます。

内藤さんは物理学がご専門で、
滝沢克己さん晩年の講演「物と人物理学」(日本物理学会、1984年)にも登場されております。
今回はとくに以下のテーマでお話しいただきます。

また、参考資料として、内藤さんが2011年の『思想のひろば』(滝沢克己協会・発行)に寄稿された、
「滝沢先生と私――一九八二年の往復書簡」
を資料として、PDF化しました。

ご関心のある方、事前にお読みくだされば嬉しいです。
以下のURLにアップロードしてあります。

談論風発な回になればと思います。
ぜひぜひご参加ください!

それでは良いGWをお過ごしください。

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大学・大学院で素粒子物理学を専攻し、助手として核兵器核戦略の研究をしてきました。物理学と核戦略の研究を通じて考えてきたことと、どのように西田哲学や滝沢神学と出会い、それらとどのような関わりをもつようになったかを、私自身の思想遍歴の過程を踏まえて(全共闘運動との関わりも含め)、お話ししたいと思います。

西田哲学や滝沢神学との出会いにはふたつのきっかけがあります。ひとつは素粒子物 理学の先端に開示された自然認識をどうとらえるかという問題であり、もうひとつは核兵器の存在が人類につきつけた課題は何かという問いでした。そしてそこから〈現代科学の自然認識と研究体制の亀裂〉が見えてきました。そのような現代科学の研究体制の只中で全共闘体験の意味を考えるようになり、その〈亀裂〉を西田哲学や滝沢神学を手引きに考えるとともに、現代科学の自然認識の哲学的基礎づけを試みてきました。

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丹波博紀

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2015年5月最首塾定例会:
内藤酬さんをお招きして~
「西田哲学と滝沢神学――滝沢克己全共闘――」

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◎日時:2015年5月24日(日)13時半開場、14時~17時
※日曜日の開催です。お間違いなく! 

◎場所:神宮前穏田区民会館・会議室2号室

◎スピーカー:内藤酬さん(河合塾小論文科講師)

◎お題:「西田哲学と滝沢神学――滝沢克己全共闘――」

◎資料代:1000円、学生その他500円

◎参考資料:「滝沢先生と私――一九八二年の往復書簡」『思想のひろば』(滝沢克己協会・2011年)