最首塾定例会のリマインドと、最首悟さんの「10・8山崎博昭プロジェクト」での講演についてお知らせです。
まず講演は6/13(土)14時~(13時30分開場)、学士会館でおこなわれます。
最首さんのお話の題名は、「焦点なき『場』について-『いのち』は『いのち』」です。
この講演会に参加するには事前予約が必要です。
次のURLの「イベント」のページにて詳細ともどもご確認ください。
つづいて、次の日曜日に迫りました最首塾定例会のリマインドです。
今月は内藤酬さん(河合塾小論文科講師)をお招きします。
テーマは、
です。
(当日のテーマは↓)。
内藤さんは物理学がご専門で、最首塾的には滝沢克己さんともかかわりがありました。
滝沢克己さんも晩年の講演「物と人と物理学」(日本物理学会、1984年)で内藤さんのことを言及されております。
定例会に向けた参考資料として、内藤さんが2011年の『思想のひろば』(@滝沢克己協会・発行)に寄稿された、
「滝沢先生と私――一九八二年の往復書簡」
をPDF化しました。
ご関心のある方、事前にお読みくだされば嬉しいです。
以下にアップロード してあります。
日曜日の開催ではありますが、ぜひぜひ多くの方にご参集いただきたいです。
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2015年5月最首塾定例会:
内藤酬さんをお招きして~
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◎日時:2015年5月24日(日)13時半開場、14時~17時
※日曜日の開催です。お間違いなく!
◎場所:神宮前穏田区民会館・会議室2号室
◎資料代:1000円、学生その他500円
◎参考資料:「滝沢先生と私――一九八二年の往復書簡」『思想のひろば』(滝沢克己協会・2011年)
~当日のテーマ~
大学・大学院で素粒子物理学を専攻し、助手として核兵器と核戦略の研究をしてきました。物理学と核戦略の研究を通じて考えてきたことと、どのように西田哲学や滝沢神学と出会い、それらとどのような関わりをもつようになったかを、私自身の思想遍歴の過程を踏まえて(全共闘運動との関わりも含め)、お話ししたいと思います。
西田哲学や滝沢神学との出会いにはふたつのきっかけがあります。ひとつは素粒子物 理学の先端に開示された自然認識をどうとらえるかという問題であり、もうひとつは核兵器の存在が人類につきつけた課題は何かという問いでした。そしてそこから〈現代科学の自然認識と研究体制の亀裂〉が見えてきました。そのような現代科学の研究体制の只中で全共闘体験の意味を考えるようになり、その〈亀裂〉を西田哲学や滝沢神学を手引きに考えるとともに、現代科学の自然認識の哲学的基礎づけを試みてきました。