最首塾のおしらせ

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予備校人有志によるシンポ「《敗戦から70年》安保法制 原発再稼働 そして、わたしの立ち位置は――」

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2015.9.26 於慶應義塾大学・三田キャンパス

◎予備校人有志によるシンポジウム◎ 
《敗戦から70年》 安保法制 原発再稼働 そして、わたしの立ち位置は――

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街角で「あなたのことだ」という言葉を耳にした。偶然聞こえてきたにすぎないのだが、安保法制、原発再稼働は「あなたのことだ」と言われているように思えた。

「それにしても」と立ち止まる。これらはなぜ、ほかならぬ「わたし」のことなのか。「わたし」はこれらの事柄とどう関わるのか。この状況のどこに・どう立つのか。そう問いを立ててみる。もちろん、答えるきっかけは、すぐに思いつく。

安保法制は明らかに憲法9条に違反する。福島原発事故がなかったかのように進められる原発再稼働は、許されるものではない。

ところが、それと「わたし」との関係を考え出すと、さらにあれこれ想起され、収束しない。もちろん、無関係でないことは理解している。だが、「なぜ?」という気持ちがなくなるわけでもない。ならば、各人各様にその「なぜ?」を解きほぐしたら良いと思う。解きほぐすきっかけとなる場を多く持ちたい。《敗戦から70年》という時間は、その際の参照軸である。

《敗戦から70年》、わたしたちのかかわる予備校は、大学を目指す人たちの技術と心をサポートするサービス産業であり続けてきた。予備校は、国の文教政策(いかなる“国民”を育成するか)を側面から支え、とくに近年では格差の拡大と階層の固定化をうながす役割も担っていると指摘される。わたしたちはこのことに自覚的でありたいと思う。

他方、予備校は正規ではない〈予備の学び場〉である。だからこそ、自由に、根源的に問いを発し、共有しうる可能性をもつ「穴場」であり「解放区」であることも、また事実である。生徒たちと安保法制や原発再稼働、高等教育の現状をめぐり話すとき、彼ら彼女らの「なぜ?」という眼差しと、それをみずからも引き受けようとする自分を振り返るとき、そう思う。

予備校内外の人たちとひろく議論する〈予備の学び場〉が必要である。わたしの立ち位置にこだわり、安保法制や原発再稼働を中心テーマに議論する、このシンポジウムへの参加をひろく呼びかけたい。

* このシンポジウムにはどなたでも参加できます。
* 参加に際して事前の予約などは必要ありません。直接会場までお越しください。


〇 話題提供者:

 ・高村夏輝(松蔭大学/哲学)
 ・内藤酬(核物理学、核戦略研究/元防衛研究所助手)
 ・中村勝己(大学非常勤講師/イタリア政治思想史)
 ・和田惠美子(教育研究者)
 ・学生ハンスト実行委員会から2名ほど
 ・未定( )
 ・〔司会〕丹波博紀(予備校教師/人間学・思想史)
 ※前半に各人からの話題提供をおこない、後半でみなでの議論とします。

〇 日時:
 2015年9月26日(土)
  13時半開場、14時~17時

〇 場所:
 慶應義塾大学・三田キャンパス
 (第一校舎102教室)
 ・アクセス&キャンパスマップ:http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html

〇 参加費:
 無料(ただし会場でカンパをお願いする場合があります)。

〇 主催:
 予備校人の有志のつどい

○ ホームページ:

○ twitter

〇 お問い合わせ先: