最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

来年の101回最首塾について

みなさま
 
いよいよ年の瀬。
お忙しくされていることと存じます。
 
先日の祝賀会は異常なまでの盛況ぶりで、部屋のキャパシティのみならず、世話人のキャパシティを大いに超える会でした。
 
映画「叛軍No.4」(1972)上映会も好評で、問題意識が今につながる気がしました。
岩佐寿弥監督のお話、岩佐監督、和田周さん、最首悟さんの鼎談も貴重な内容でした。
 
また、記念誌についてですが、入手についてお問い合わせをいただいております。
印刷したものはもう若干ありますが、今後寄稿者の了解が取れましたら、PDF化したいと考えております。
ただし、突貫作業だったため文中誤植など多々ありますし、もう少し増補したいという意思もありますので、改訂作業後になります。
どうかもうしばらくお待ちください。
 
さて、101回目の最首塾(2012.1.21、場所未定)についてお知らせです。
最首塾もいよいよ大台に乗りましたが、ここは心機一転、初心に戻ったテーマ(問学/学問論的学問)をやりたいと思います。
しかも、今回は丹波の方でお話をさせていただきます。
 
題目は「サン・ヴィクトールのフーゴーにおける学問論」です。
サン・ヴィクトールのフーゴー(1096-1141)についてはごく簡単な解説がwikipediaに出ております。
また、山本義隆さんが『一六世紀文化革命』や『福島の原発事故をめぐって』においても言及されております。
最首さんも12月号の『現代思想』で触れられております。
 
ただし、より古い言及としてはイバン・イリイチの『シャドウワーク』や『テクストのぶどう畑で』があります。
 
このフーゴーの学問論は「自然への畏敬」を未だ持ち続けている時代のものとして評価され、イリイチなどに注目されてきたのですが、果たしてそう単純に納得して良いのか、もう少し斜に構えた見方をした方が良いのではという気もします。
 
とは言え、まだテクストおよび研究論文を読んでおりませんから、どうなるかわかりませんが。
ちなみにテクストは『中世思想原典集成9』に入っております。
 
個人的には917駒場シンポ発言のつづきのつもりです。
 
以上ずるずると長くなってしまいましたが、健康にお気を付けになって良い年末年始をお過ごしください。
来年も最首塾はずるずるとつづきます。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 
丹波博紀
 
追伸
年末年始、震災・原発関係のETV特集が一挙に再放送されます。
以下にいただいた情報を貼り付けておきます。
ご確認ください。
 
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震災・原発公害関連ETV特集、一挙再放送について
 
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NHKETV特集では震災・原発事故後
「ネットワークでつくる放射能汚染地図」シリーズはじめ
関連番組を取材・制作・放送してきましたが

年末(12月28日)から年始(1月4日)にかけて
4月以降に放送した16番組を一挙に再放送します。

深夜の枠で恐縮なのですがお見逃しになった番組は録画されるなどして
ぜひこの機会にご覧いただけたら幸いです。

詳しくはETV特集のHP
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/2011sp.html
をご覧ください。