(以下、鬼頭研究室ホームページより抜粋)
2011年3月11日の大震災及び大津波に伴う福島第一原発事故の深刻な事態の中で、3月16日に、やっと、半径30km圏内の住民の方の圏外への避難の推奨が決定されました。とはいえ、30km圏外の関東圏においても、必ずしも安全とは言えないような原発事故の状況ではありますが、それでも、原発の至近距離に住んでおられる方を少しでも遠くに避難していただくことは喫緊の課題になっています。
そのような状況の中で、群馬県片品村は、3月14日という早い時期に、福島県の被災者を、村内の民宿や旅館、ペンションに無償で受け入れることを決めました。当面は千人の受け入れに必要な予算化を行い、さらに国や県の支援を前提に3千~5千人を受け入れる準備も進めています。人口五千人規模の自治体でこれだけ多くの人数の受け入れを迅速に決定されたことは、大変な英断だと思います。
私ども、三人委員会、三人委員会哲学塾ネットワークは、昨年まで、四年間にわたってこの片品村で哲学塾を開かせていただき、多くの住民の方々との交流を持ち、片品の人たちや、片品に移り住んだ方々のさまざまな新しい試みに学ばせていただくとともに、その温かくやさしい土地柄、人情、おもてなしに感動させていただいてきました。
片品村の人たちの今回の英断に際して、深く精神的な絆を感じているわたしたちは、少しでもお手伝いさせていただきたいと思っています。長期的な取り組みになることを考え、とりあえず、義援金を募金で集めて、財政的支援を行い、その後、片品村の現地の状況をみながら、どのような形で支援させていただけるのか考えていきたいと思っています。
現在、片品村では、若者を中心に「片品むらんてぃあ」(「村のてい」=「村人」、「好きなてい」=「好きな奴」。「片品むらのてい」+「あ」)という、片品らしい人のつながりに根ざしたボランティア的な組織を作り、被災者の方々をサポートしていく本格的な活動を始めました。避難された方々は医療的措置や介護やケアが必要な方も大勢おられ想像以上に大変のようです。片品村が当初予算化した財政的な措置だけではとても十分とは言えず、さまざまな支援が必要な状況です。
私どもの義援金募金は、「片品むらんてぃあ」との顔が見える関係の中で、人と人をつなげていくことによって、顔と顔が見える関係をサポートしていくものです。この義援金募金活動は、三人委員会哲学塾ネットワークをハブにして、さまざまなネットワークに連携、拡大し、顔と顔が見える関係のサポートをより広範な形にしていきたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。
三人委員会(内山節・大熊孝・鬼頭秀一)
三人委員会哲学塾ネットワーク 世話人 澤田和子
記
1.募 金: 一口1,000円
2.振込先: ゆうちょ銀行 店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
3.領収書は発行しません。その代わりに、ブログに随時、送金された方の振込名を公表します。匿名の方は特にお知らせください。なお、送金された方のそれぞれの口数、 金額は公表しません。また、任意団体に対する寄付ですので税金の控除は受けられ ません。
4.ゆうちょ銀行の口座への振込手数料はご負担ください。なお、ゆうちょ銀行からのATMによる電信振替は無料でできます。
5.いったん振り込まれたお金は返却いたしません。
8.基金の会計報告は、月に一回、プログに掲載します。
10.募金に関しての問い合わせ先:
三人委員会哲学塾ネットワーク事務局
FAX 03-3905-1830 Email:waco@ma.kitanet.ne.jp
三人委員会哲学塾ネットワーク事務局
FAX 03-3905-1830 Email:waco@ma.kitanet.ne.jp