みなさん
お忙しいところ失礼いたします。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
8月、最首塾は例年通りお休みいたします。そして9月は以前からお伝えしている通り、シンポジウム「学問にとって未来とは何か」を東京大学駒場キャンパスでおこないます(9月17日)。今月中に案内文の完成と教室・時間の詳細を決定したいと思い、目下作業中です。
またこれに合わせて、読書会を始めました。昨日が第一回目で、村上陽一郎『科学史からキリスト教をみる』の第三回「環境問題とキリスト教」を読みました。参加者は所属、年齢、関心ばらばらですが、「学ぶ」ということについて考えたいという10名でおこないました。初回とは思えないくらい、踏み込んだ議論ができました。渋谷センター街の喫茶店でやりました。
読書会二回目の日にちは未定ですが(8月中旬予定)、読むテキストはリン・ホワイト『機械と神』が第一候補です。ただし、昨日、村上陽一郎のいう聖俗革命について、別のとらえ方ができるのではないかという意見もありましたので、リン・ホワイトに行く前に村上陽一郎『近代科学と聖俗革命』を読もうかとも考えています。
この問題については、村上氏を囲む68年、69年当時の思想状況を理解する必要があるという意見もありました。
いずれにせよ、一回に読む分量は抑え気味にし、毎回レジュメ・資料の用意もし、気軽に参加できるようにいたします。読書会自体の時間も2時間半程度に抑えます。ご興味お持ちの方、ぜひお尋ねください。
それでは暑い日が続いておりますが、くれぐれ体調に注意してお過ごしください。
丹波博紀