最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

「水俣から水銀条約を問う国際シンポジウム」実現への賛同のお願い

水俣の谷洋一さんより以下の要請をいただきました!
ぜひご一読のうえ、ご賛同ください!!

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国際シンポジュウム開催についての賛同協力及び参加のお願い
 
私ども、「水俣から水銀条約を問う会」では、本年10月の水銀条約締結の外交会議に際し、被害者や市民が水銀規制の問題に関心を持ち、世界における水銀規制が有効に行われ、水銀汚染の防止が速やかに推進されるよう取組みを行っています。
 
1972年スエーデン・ストックホルムでの国連環境計画(UN EP)の会議に、坂本しのぶさんら水俣病被害者3人が参加し、「水俣の悲劇を繰り返すな」とアピールを発してから、41年が経過します。しかし、世界では化学工場での水銀使用、小規模金鉱山での精錬工程、石炭火力発電所などからの大気への排出など、様々な汚染が今も継続し、地球規模の水銀汚染は拡大し続けています。
 
今回、水銀規制条約案がこれまで5回にわたって政府間交渉会議が続けられ、10月に熊本・水俣でその締結会合が開かれることになっていますが、条約案は、水銀排出国や関連産業の現実に配慮した内容で、自主的なものや奨励されるといった条項が多く、禁止・規制効果は薄いものになっています。今後の被害拡大を防止できるかについては、大きな疑問を投げかけざるを得ない状況ですが、この水銀条約締結を機会に、水俣病被害の事実を広く世界に訴え、水銀被害の防止に新たな一歩を踏み出さなくてはなりません。
 
10月5-6日には、世界の水銀汚染問題に取り組む研究者やNGOを招聘し、国際シンポジュウムを企画しています。現在8名の海外からのゲストによる「世界の水銀汚染と水銀条約」について報告を受け、水俣の現実を被害者が中心になり報告する予定でおります。費用として、約50万円を見込んでいます。是非、多くの皆様にご参加いただく共に、趣旨に賛同くださり、賛同金を拠出していただけるようお願いします。また、参加を予定される方は、メール,FAX,電話にて事前に下記事務局までご連絡ください。
                         2013年9月
                                  
  賛同団体・個人
  
  賛同団体:一口10000円以上
  
  賛同個人:一口1000円以上
 
振込先
★郵便振替
   口座番号 001720-5-49797
   加入者名 水俣病被害者互助会
◆銀行振込
   金融機関 九州労働金庫水俣支店
   口座番号 普通 3567604
   口座名  水俣病被害者互助会 代表 佐藤英樹

  水俣から水銀汚染を問う会 
  代表 坂本しのぶ
  呼びかけ団体:水俣病互助会、水俣病不知火患者会水俣病被害市民の会、水俣病
被害者互助会他                
  連絡先:熊本県水俣市南福寺108 水俣・ほたるの家気付
    TEL/FAX 0966-63-8779 
    email ;ezg01444★nifty.com(★を@に)
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 水俣から水銀条約を問う国際シンポジウム

2013年10月5日~6日 水俣市公民館 2Fホール
主催:水俣から水銀条約を問う会
協力:国際POPs廃絶ネットワーク (IPEN)、化学物質問題市民研究会 (CACP)

第1日 
水俣から水銀条約を問う
10月5日(土)午後1時30分~5時30分
1.被害者からの証言
坂本しのぶさん(水俣病互助会)、大石利生さん(水俣病不知火患者会)、佐藤英樹さん(水俣病被害者互助会)坂本龍虹さん(水俣病被害市民の会)ほか
 
2. 水俣病事件の現状と課題 
花田昌宣教授(熊本学園大学)、頼藤貴志准教授(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
3. 水俣不知火海の環境を考える
  山下善寛さん(水俣の暮らしを守るみんなの会)
4. 水銀条約と水俣病事件
  安間 武さん(化学物質問題市民研究会)、谷洋一さん(NPO法人水俣病協働センター)ほか

第2日 世界の水銀汚染と水銀条約
10月6日(日)午前10時~午後4時
1、基調講演 子どもたちへの危機:水銀汚染の問題
  フィリップ・グランジャン博士(南デンマーク大学環境医学教授、デンマーク
2、IPEN 水俣を敬うキャンペーン:世界の連帯
  マニー・カロンゾさん(国際POPs廃絶ネットワーク(IPEN)共同議長、フィリピン)
3、世界の水銀汚染ホットスポットと影響を受けた地域共同体
  ジンドリッヒ・ペトロリク博士(IPEN 重金属作業部会共同議長、ARNIKA, チェコ共和国
4、産業汚染:世界の取り組み
  ★石炭火力発電所 
  ペンチョム タンさん(Ecological Alert and Recovery ? Thailand  EARTH, タイ)
 ★チェコ共和国塩素アルカリ製造施設と水銀汚染
  ジンドリッヒ・ペトロリク博士(IPEN 重金属作業部会共同議長、ARNIKA, チェコ共和国
 ★メキシコの石油化学工業地帯:魚と毛髪中の水銀レベル
  フェルナンド・ベジャラーノさん(有害物質代替分析行動センター(CAATA), メキシコ)
 ★カメルーンの複合産業施設と廃棄物サイト
  ギルバート・クエポウオ博士(開発のための研究教育センター(CREPD)、カメルーン
5、 世界の事例:水銀汚染と暮らし
 ★人力小規模金採掘(ASGM)汚染サイト
  ユーユン・イスマワティさん(IPEN ASGM専門家、BALIFOKUS、インドネシア
 ★魚を食べる人々の毛髪中の水銀:日本とクック諸島の比較
  イモゲン・プア・イングラムさん(島嶼持続可能性連合(ISACI)、クック諸島
6、水銀条約は汚染サイトと水銀汚染への地域の取り組みとどのように関連するか
 ★ジョー・ディガンギ博士(IPEN上席科学技術顧問、アメリカ)
                以上、現段階の予定です。
(2013年9月5日)

熊本県水俣市南福寺108 水俣ほたるの家気付
TEL/FAX 0966-63-8779