最首塾のおしらせ

最首塾関連の最新情報のお知らせをします。最首塾は最首悟さんを囲んで原則月一度開かれる勉強会です。

最首塾7月定例会:1970-80年代の沖縄・金武湾闘争(上原こずえさんをゲストにお招きして)

みなさん

最首塾世話人丹波です。
7月の最首塾ですが、第4土曜日の7/25におこないます。
最近、開催日が安定せず、すみません。

以前よりもどうも取りずらくなっている印象があります。
いろいろと区側の制約が厳しくなっているのではないでしょうか。

今月は先月の定例会で相談した通り、沖縄・金武湾闘争の研究をされてこられた上原こずえさんをゲストにお招きして、沖縄について考えたいと思います。
お話のタイトルは、「1970-80年代の沖縄・金武湾闘争」です。

上原さんからは次のようなメッセージを頂戴しております。
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1972年の施政権返還後の沖縄において進んでいた石油備蓄基地の建設に対し、金武湾を守る会が組織した10年に及ぶ建設阻止行動「金武湾闘争」。2006年以降の聞き取りや資料調査を通じて見えてきた、〈金武湾〉を介してなされた出会いや経験、そしてそこで模索されていた「生存」思想の意味について考える機会にできたらと思っております。 
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当日は、東京ではなかなか(?)観れない貴重なVTRも用意してくださるようです。

ちなみに、金武湾には80年代はじめ、石牟礼道子さんも行かれており(『常世の樹』1982)、水俣との かかわりも深い場所です。
イリイチ来日の折に、玉野井芳郎さん・宇井純さんがイリイチを連れて行ったのは、金武湾と水俣でした。
その時のやりとりは、少し『水俣の啓示』の原田正純さんの論文にも出てきます。
また、イリイチ『人類の希望』が記録としてまとまっています。

また、上原さんも編集委員のひとりを務める雑誌『越境広場』の創刊号が今年3月に刊行されました。
定例会でのお話の方向性を知るのに良いと思いますので、こちらの雑誌から崎山多美「創刊の辞 沖縄の交差点として」と、上原こずえ「生存の痕跡として戦後史を学ぶ」の2つをPDFにしました。以下のURLからダウンロードできますので、よろしければご覧ください。

沖縄の「生存」思想は、まさに「現在のこと」かと思います(憲法と「平和的生存権」の問題等々)。
金武湾闘争をつうじて、沖縄、のみならず日本の現在を考えたいです。
というわけで、ぜひぜひご参集ください!

丹波博紀


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2015年7月最首塾定例会:
上原こずえさんのお話
「1970-80年代の沖縄・金武湾闘争」

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◎日時:2015年7月25日( 土)
     13時半開場、14時~17時
※第4土曜日の開催です。お間違いなく!
 
◎穏田区民会館(3号室)
 
◎スピーカー:上原こずえさん

◎お題:「1970-80年代の沖縄・金武湾闘争」
 
◎資料代:1000円、学生その他500円

◎事前の資料:『越境広場』(2015年3月刊)よりhttp://1drv.ms/1H1WVVf